<問題9>
駒場東邦中学校 2024年

右の図のような正方形のタイルを並べて模様をつくります。

次の形に並べるとき、何通りの模様が考えられますか。ただし、タイルは回転して使ってもよいですが、裏面は使いません。また、回転して同じ模様になるものは1つの模様とみなします。




※中学校の許可を得て掲載しています。

【解答】

① 6通り ② 20通り ③ 36通り

【解説】

  1. 4マス程度なら全部書き出せそうです。

    上の6つがあるので、6通り。
  2. 両端の2マスについて考えると、入れ方は下の3通りがある。
    Aの場合、まだ決めていない3マスは、どのように入れても回転して同じにはならない。よって2×2×2=8通り。
    Bの場合、下の6通りが考えられる。

    Cの場合は、Bと左右対称なだけなので、Bと同じで6通り。
    よって8+6+6=20通り。
  3. ②と同様、端の4マスで場合分けする。
    回転させても同じ4マスの並びになるものは、下の4つ。

    これらの図形の間の2マスに入るものは、下の3通りが考えられる。

    よって4×3=12通り。
    回転させると違う図形になってしまう端の4マスの並びは、下の6つ。

    これらの図形の間の2マスに入るものは、下の4通りが考えられる。

    よって6×4=24通り。
    したがって答えは12+24=36通り。

<コメント>
あくまでも「回転して同じ模様になるものは1つの模様」とみなすということです。
裏返してはいけないのでご用心!