<問題3>
灘中学校 第1日 2024年

次の.にあてはまる数を求めなさい。
図のような、電池1個、電球1個、スイッチ7個を含む電気回路があります。スイッチのオン・オフの仕方は全部で128通りあり、そのうち電球が点灯するようなスイッチのオン・オフの仕方は全部で.通りあります。

※中学校の許可を得て掲載しています。

【解答】

69通り

【解説】

まず、分かりやすいように、スイッチにア~カの名前をつけた。また、電流が流れることのできる回路をA~Fとした。

次に、カとキのスイッチのオン・オフで場合分けをする。

  1. カとキが両方ともオフのとき
    A~Fのどの回路もつかないので0通り。
  2. カだけオンのとき
    Bの回路がつながるとき、アのスイッチはオンで、イ、ウ、エ、オのスイッチのオン・オフはどちらでもよいので2×2×2×2=16通り。
    Bの回路はつながらずにDの回路がつながるとき、アはオフ、イとエはオンで、ウとオはどちらでもよいので2×2=4通り。
    BとDの回路はつながらずにFの回路がつながるとき、アとイはオフ、ウとエとオはオンの場合のみなので1通り。
    よって16+4+1=21通り。
  3. キだけオンのとき
    ②と左右対称なだけなので、②と同じで21通り。
  4. カとキが両方ともオンのとき
    Aの回路がつながるとき、ウはオンで、ア、イ、エ、オのオン・オフはどちらでもよいので2×2×2×2=16通り。
    Aの回路はつながらずにBの回路がつながるとき、ウはオフ、アはオンで、イとエとオはどちらでもよいので2×2×2=8通り。
    AとBの回路はつながらずにCの回路がつながるとき、アとウはオフ、イとオはオンでエはどちらでもよいので2通り。
    AとBとCの回路はつながらずにDの回路がつながるとき、アとウとオはオフ、イとエはオンの場合のみなので1通り。
    EとFの回路がつながるときは、それぞれBとAの回路がつながる場合に含まれているので、新たに考えなくてよい。
    よって16+8+2+1=27通り。

したがって答えは0+21+21+27=69通り。

<コメント>
組み合わせが得意な人は正解したい問題かな…
どうやって場合分けすればよいかが悩ましいです。