<問題2>
灘中学校 第1日 2024年

次の.にあてはまる数を求めなさい。
1、2、3、4、5、6、7、8から異なる4つを選び、大きい方から順にA、B、C、Dとしました。
また、選ばなかった残りの4つを並び替え、E、F、G、Hとしました。すると、4桁の数ABCDから4桁の数DCBAを引いた差は4桁の数EFGHでした。
4桁の数ABCDは.です。

※中学校の許可を得て掲載しています。

【解答】

8532

【解説】

まず、8をどこに入れるか考える。
とりあえず、8はAに入れることにする。(Gなどに入る可能性もありますが…) 次に、7を入れる。

7をEに入れると図1のようになるが、残りのマスにどのように数を入れても、例えば図2のようにうまくいかない。
次に、7をGに入れてみる。B>C、A>Dなので図3の○をつけたところでは必ずくり下がりが起こる。したがって、Gが7になるためには、B-C=2となる必要がある。

B、Cに入る数の組み合わせは8と6、7と5、6と4、5と3、4と2、3と1があるが、8と7はもうすでに使っているので、結局考えられるのは6と4、5と3、4と2、3と1の組み合わせだけである。

まず6と4のとき、図4のようになるが、残りのマスにうまく数を入れることができない。
次に5と3のとき、図5のようになり、残りのマスに数を入れると図6のようにうまくいく入れ方がある。したがって答えは8532。

<コメント>
どのパターンから調べていくかによって、答えにたどりつくまでの時間に大きな差が出てしまうので、調べる順番の「運」も関わってしまうかもしれません。
ただ、そんなにひねくれた(?)数字でもないので、順当にやっていけばそこまで時間はかからないと思います。
8から決めていくのが妥当だと思いますよ。