<問題14>
東海中学校 2024年

図のAB、AC、CDの長さはすべて同じで、BCとADの長さの差が5cmのとき、BEの長さを求めなさい。

※中学校の許可を得て掲載しています。

【解答】

cm

【解説】

まずは分かる角度を図に書き入れていく。
△ADCは二等辺三角形なので、∠CAD=∠CDA=(180-20)÷2=80°。
∠BACは100°なので、∠BAE=100-80=20°。
△BACは二等辺三角形なので、∠ABC=∠ACB=(180-100)÷2=40°。
∠DCE=∠ACE-∠ACD=40-20=20°。
∠AEB=180-(20+40)=120°。
∠AEC=180-120=60°。
∠EDC=180-80=100°。

次に、AB=ACだから、△ABE≡△CAFとなるような点Fを、次の図のようにとる。

∠FAC=40°=∠ECAで、錯角が等しいことからAFとECは平行 … ①
また∠AEC=60°、∠FCE=20×3=60°… ②
①②より、四角形AECFは等脚台形であり、ECを一辺とする正三角形ECGを次の図のように作ることができる。

△GAFも正三角形になるから、GA=AF=FG。△ABE≡△CAFだから、AF=BEと分かる。
また、AC=DC、∠GAC=∠EDC=100°、∠ACG=∠DCE=20°なので、△GAC≡△EDCも分かる。よってGA=ED。
したがって、GA=AF=FG=EB=ED、GE=EC=CG。
よって 5cm =BC-AD
        =BE+EC-AD
        =BE+GE-AD
        =BE+ED+AG
        =3×BE
答えはBE = cm。