<問題1>
西大和学園中学校(東京・東海会場) 2024年

次の.にあてはまる数を求めなさい。
平行四辺形ABCDの内側に、直線BC上にない点Pを下の図のようにとります。
点Pを通り、直線ABと平行な直線と、辺BC、辺DAとの交点をそれぞれE、Fとします。(あ)の角の大きさは °であり、(い)の角の大きさは°です。

※中学校の許可を得て掲載しています。

【解答】

あ 39° い 23°

【解説】

あ:
EFとBAは平行で、平行線の錯角は等しいから、∠PAB=∠APF。
よってあ=39°。

い:
図から分かる角度を書き込むと、下の図のようになる。

図より、△CPEと△PAFは相似。

下の図のように、CD上にQ、BA上にRをとり、直線QRがPを通り、CBと平行になるようにする。

△CPEと△PAFは相似なので、EC:FP=EP:FA。
EC=PQ、FA=PRなので、PQ:FP=EP:PR。
したがって、平行四辺形QDFPと平行四辺形PRBEは相似。(ただし向きは違うので注意!)
よって、△PEDと△BEPは相似なので、い=∠FPD=23°。

<コメント>
相似の図形をうまく使いましょう。