<ジュニア算数オリンピック>
問題3 3色のガラス

同じ大きさの正方形の形をした赤いガラス、青いガラス、黄色いガラスを下のように、それぞれの辺が平行になるように重ねました。すると、

  • 赤く見える部分のまわりの長さは43cm
  • 紫に見える部分のまわりの長さは32cm
  • 緑に見える部分のまわりの長さは21cm

となりました。
このとき、青く見える部分のまわりの長さの合計は何cmですか。

(正答率:26.6%)

(ファイナリスト正答率:75.1%)

<解答>

33cm

<講評・ワンポイントアドバイス>

例えば右図のような階段状の図形の周りの長さはそれを囲む長方形の周りの長さと同じです。

算オリでもジュニア算オリでも(キッズでも!そして受験算数でも!)よく扱われるテーマですね。
こういうちょっとした道具(知識)がすぐに引き出せたかどうか、ここが正答率の差に表れています。
(全体正答率26.6%, ファイナリスト正答率75.1%)

つまり,赤の周りの長さが43cmだから正方形1枚の周りの長さも43cmであるということ。
紫と緑の周りの長さの合計は,正方形と黒の周りの長さの合計だから…。
あとは大丈夫ですね。

算数や数学は「考える」ことが求められる科目ですが、「考えるための道具(知識)」が欠かせないということは言うまでもありません。
過去問演習を通して、「考え方」や「テクニック的な解法」、そして「公式」など、どんどん引き出しを充実させていくことも忘れないでください。