「2004年」の「算数オリンピックトライアル問題」
当時の正答率は、「3.4%」でした!
<委員会からのコメント>
第七回には、80名程の応募がありました。
ご参加していただきありがとうございました。
「手順を踏んで1をそろえていく」というご解法もあれば、「市松模様に注目する」といったご解法もあり、考えに考え抜かれたご解法を拝見してとても楽しかったです。
今回は「優秀賞」がフリー部門で1名、「委員会特別賞」は小学生部門で2名、フリー部門で1名です。
皆様に紹介したいと感じた答案を発表させていただきます。
「算数オリンピックの難問題に挑戦!」も最終回を終えました。
3カ月半にわたって皆さまに難問チャレンジして頂き、ありがとうございます。
すばらしい答案と向かい合う時間は、委員たちにとっても非常に刺激的な世界で、皆さまの斬新な発想をもっと社会に還元できる方法はないかと考える日々です。
皆さまとの交流をここで終えるのは寂しい限りですが、また、何らかの方法で皆さまと出会える機会を築いてみたいと考えております。
<結果発表!>
<優秀賞>
神無太郎 さん
静岡県 60歳
会社員
<委員会特別賞>
西岡笑輝 さん
埼玉県 9歳
小学3年生
委員からのコメント:
「(0,1)を(1,2)、(2,3)、……、(18,19)と一筆書きになるように変換していき、となり合う数の同じ数字になったものを1に変換すると、Aに19が残る!この操作はすばらしい操作ですね。
同様の考え方は他の方も提案されたのですが、説明がシンプルで、図を見てすぐ理解できる点が良かったです。」
「01をセットにして一筆書きのように進めて行く操作がとてもわかりやすいですね☆」
あっきー さん
滋賀県 9歳
小学3年生
委員からのコメント:
「段ごとに数字を変換していく方法の説明が分かりやすかったです。
2段目・3段目・n段目と数字を変換していくときに、無理に1にしないで2,3,4,5、6というように数字を変換したのは理解がしやすかったです。
最初から最後まで説明の流れがよく、誰もが理解できる解説だったと思います!」
「行ごとに数をそろえていくという発想が面白いですね。説明も丁寧ですばらしい☆」
委員からのコメント:
「2×2のマスをつくって数を左下に寄せ、更に3×3、……、6×6と、次々に数を左下に寄せていく方法は見事でした。
この解法は、見ただけで理解することができました。
基本のマス目をまずつくり、マス目の数を拡張していくという考え方は他の問題にも応用できそうです。」
「操作がシンプルで、マス目の拡張という考え方が応用性も感じられました。」
<正解者 発表!>
委員からのコメント:
「“難問題に挑戦!”最後の問題の考え方・解き方をきれいに仕上げてくれました。 もう委員たちが感想を述べる必要もありません。 Aが19になる“操作”が本当にあるのかどうかも検証して頂きました。 最後にすばらしい解説を頂き感謝!感謝!です。」
「市松模様の解法だけではなく、題意を満たす操作が実際に可能なのかも併せて示した点が良かったですね。」
「理論的には示せたが、本当にそうなるの? 我々委員も本問出題の際に疑問に思いました。 それを両方とも示していただき、おおっ!と唸りました。」