今般のトライアル大会実施に当たり都内某塾が公式大会の前日の6月10日に自塾生のみ対象に、実施するとの情報がインターネット上に掲載されました。

当該情報が事務局に入りましたのが、6月4日でした。当事務局は即座に当該塾長に情報の真偽を確認したところ、情報が事実と確認されましたので、その場で前日実施が不可であることを説明し、厳重に注意いたしました。

結果、当該塾においては、前日実施を計画していた担当者を処分するとともに、同日中に参加予定者に連絡が徹底され、前日実施されることはありませんでした。

当事務局としては6月9日中に全受験会場責任者に対し、前日実施は不可である旨の連絡を徹底するとともに、6月11日の実施日には当該塾の実施を見守り、かつ実施後の当該塾の採点結果と、全国的な採点結果との整合性を確認いたしましたが、そこには何らの不正の痕跡も認められなかったことを報告いたします。

今回のペナルティーとして、当該塾には来年度のトライアル大会実施会場としての認定を取消しいたします。

今般、大会関係者に多大なご心配をおかけしたことを改めてお詫びいたします。

一般財団法人算数オリンピック委員会

理事長　若杉　栄二